大分県内企業を対象とした特許チャレンジコンテストが12日開かれ、EV=電気自動車部品の独自の製造技術などを考案した企業など4社が表彰されました。

特許チャレンジコンテストは知的財産の創出促進を目的に県が実施していて、去年1年間に特許出願した案件が対象となります。今年度は6件の応募があり、新規性やビジネス化の実現性が審査され、4社が受賞しました。

最優秀賞に選ばれた由布市にある「デンケン」は、電気自動車のモーター部品の製造で重なった金属板を1枚ずつ自動で分離する技術を考案しました。

デンケン・石井源太社長「創意工夫が特許という形になり、それが認められたことを大変うれしく思う。設備を使うことによって生産効率が上がる。将来はカーボンニュートラルに間接的に貢献できる」

このほか水素エネルギーの運用システムや可動式の小水力発電装置などを発明した企業が表彰を受けました。