持続可能な農業を目指して長崎県南島原市の農家と都市部の若者をつなぐプロジェクトが進んでいます。

(貨物車に載った飼料を取り上げながら説明)
「全部をバーっと」

約1,000頭のシカを飼育する農場を訪れたのは京都大学の学生たちです。

学生:「凄い。すでに近づいてきてますね」

南島原市で行われている「農業をしたい人が集まる町プロジェクト」=「農プロ」農業の担い手確保や地域の活性化につなげようと、南島原市の7つの事業者が取り組んでいます。

プロジェクトでは市内の農場を大学の農業サークルの実習地として提供するほか、“都市部の人材”に “地方の働く場”を紹介するサービスを提供する東京の企業とも連携し、農業に興味がある若者を南島原に招いています。

この日、エサやりをした京都大学農学部の2人は長崎県に来るのも初めて。
地元農家との交流を通して南島原の魅力と農業の面白さを体験しました。

京都大学農学部・近藤美桜さん(2年):
「すごく楽しい」

京都大学農学部・国分凛さん(3年):
「率直に言うと、めっちゃいいところだなって。住んでみたい」

ディアー・カンパニー 八木紀子社長:
「一生懸命 農業を本気で考えている学生さんたちが、この南島原市でこのような形で実習することによって 帰ってきてくれるような場所になってくれると良いなと思う」

プロジェクトでは年間で100人の若者を呼ぶことを目標としていて、将来的には移住や就農にもつなげたいとしています。