来年の被爆80年に向け被爆者80人の証言を世界に発信するプロジェクトが動き出しています。

長崎被災協が立ち上げた『被爆80年プロジェクト』

柱の一つが被爆者80人の証言を英語字幕付でネット配信していくもので、19日は収録2人目、4才の時に被爆した溝浦勝さんの撮影が行われました。

被爆者 溝浦勝さん(82):
「爆風で飛ばされて気づいた時にはお袋から抱えられていました」

被爆者なき時代を見据え、若者も活動に巻き込みながら若者の関心を引くコンテンツに仕上げることを目指しており、今回は呼びかけに応じた大学生4人が聞き取り役を担いました。

鎮西学院大学 大澤新之介さん(20):
「実際に被爆者なき時代を迎えた時に、とても大事になってくるものだと思うので何か力に僕らもなれればなと思います」

被爆者 溝浦勝さん(82):
「完全に(核兵器が)なくなるまでは(訴えは)続くと思います」

被災協では若い世代に思いをつなぎながら共にプロジェクトを進めていきたいとしています。