エサ代高騰の影響が厳しさを増す中、長崎県五島市で子牛の初競りが行われました。子牛の一大産地として知られる五島市では現在、約250軒の牛の繁殖農家がありますが、飼料価格の高騰や買い取り価格の値下がりで厳しい状況が続いています。

ことしの初競りにはおよそ600頭が出され、最高価格は1頭104万7200円の値がつきました。一方平均価格は47万6704円で、去年11月の競りをやや下回る結果となりました。

JAごとうでは、「畜産農家には厳しい状態が続く辛抱の年だ」と話しており、飼育管理の指導を行うなど生産費のコスト見直しを進めていきたいとしています。