長崎県内での新型コロナの感染報告数は1医療機関あたり10.9となり、3週続けて増加しています。10を超えるのは《昨年9月18日からの週》以来です。
またインフルエンザ患者数は減少傾向ですが、県全体として8週連続での警報レベルです。

長崎県は18日、感染症発生動向調査速報を発表しました。
それによりますと1月8日(月)~1月14日(日)に、県内70医療機関での「新型コロナウイルス感染症」の報告数は763人で、前週より235人多く、定点当たり報告数は10.90でした。3週続けて増加しています。
1医療機関あたりの報告数が10を超えたのは、2023年9月18日~9月24日にかけての12.29以来、ほぼ4か月ぶりです。
地区別では、県北地区(17.00)、県南地区(13.88)、長崎地区(12.53)は他の地区より多くなっています。

また同じ期間のインフルエンザの報告数は1,107人で、定点当たりの報告数は15.81となりました。
2週続けて減少しましたが、前週からほぼ横ばいで、警報レベル終息基準値「10」を上回っており、8週続けて警報レベルを超えた状態が継続しています。

地区別にみると、県南地区(30.88)、県北地区(24.50)、上五島地区(22.67)、対馬地区(19.33)、長崎地区(16.00)、壱岐地区(15.67)、県央地区(14.18)は、警報レベルのままです。
県では場面に応じたマスクの着用や手洗い、換気、三密の回避などの基本的な感染対策に努めるよう呼びかけています。