長崎県内の小中学生の力作が並ぶ図画工作・美術の総合作品展「子ども県展」が、16日から長崎市で始まりました。

みんなでとんぼに乗って、遠い海に行ってみたい──
長崎市立小榊小1年・岩瀬沙穂さんはそんな願望を描きました。
楽しくて微笑ましい作品です。

69回目となった子ども県展。

県内すべての小中学生を対象に作品を募集していて、ことしは、絵画・版画・デザイン・立体の4部門に11万点を超える応募がありました。


3つの特別賞と、特選に選ばれた830点などが展示されています。

会場には、受賞した生徒も姿を見せました。
中学3年生でバスケ部での思い出を残したくて描いたそうです。
佐世保市立広田中学校3年 乾 美咲さん:
「(美術の授業で)マーブルを作るか、デザインをするか、幾何学模様を使って描くかを自分で選択できるんですけど、私は全部したかったので、全部一つの絵に取り入れてみました」

子ども県展は、長崎県美術館県民ギャラリーで今月21日まで開かれた後、佐世保市と壱岐市でも巡回展が行われます。