長崎県警で、12日朝、新年の恒例行事「年頭視閲式」が行われました。

長崎県警の年頭視閲式は一年の初めに厳正な規律の保持と警察官の士気を高めるために行っていて、警察官らおよそ200人が参加しました。

中山仁本部長は訓示の中で、能登半島地震の被害者に追悼の意を述べた後、去年増加したニセ電話詐欺を減らすことが今年の課題だと話しました。

長崎県警察本部 中山仁本部長:
「デジタル化の進展に伴って高度化・多様化するサイバー犯罪など、多くの課題が山積しています。我々は敏感な危機意識と、粘り強く突き詰める姿勢をもって対処する必要があります」

県警によりますと、去年の刑法犯の認知件数は、11月末時点で前の年より532件多い3,496件と、3年連続で増加していて、参加した警察官らは県民の安心・安全を守る覚悟を新たにしていました。