来年の被爆80年に向け長崎で最も古い被爆者団体の長崎原爆被災者協議会が “運動を継承”し “世界に広げていく”ためのプロジェクトを始動させました。

長崎被災協 田中重光会長:
「被爆者がいなくなる、いてももう活動できない年齢です」

長崎被災協は1956年に原水爆反対を訴え発足した被爆者団体で、会員は現在およそ2千人──
被爆者亡き後も運動を継承していくため、今回、被爆者ではない市民にも被災協の運営を引き継いでいく道を模索するプロジェクトを立ち上げました。

さらに被爆80年にちなみ被爆者80人の声を英語字幕付きのショート動画にし、SNSで発信する世界に向けた広報活動や、平和公園内に『9条の碑』建立を目指すプロジェクトも始動させています。
長崎被災協 田中重光会長:
「この運動をどう広げていくか?そのためには80年という節目で大きく世界に訴えることが必要ではないか」

被災協ではプロジェクト推進のためのボランティアと募金を呼びかけていて「県民・市民の力を借りて運動を発展させていきたい」としています。