長崎くんち奉納踊が3年連続で中止されることを受けて、長崎伝統芸能振興会が10月に長崎市でくんちの演し物などを一堂に展示するイベントを開催すると8日発表しました。


長崎伝統の祭りを守り、コロナ禍の社会の閉塞感を打ち破ろうとイベントが企画されました。

長崎伝統芸能振興会 宮脇 雅俊 会長:
「全踊町の演し物や傘鉾などを一堂に展示するなど、”空前絶後” とも言ってよいかと思います。長崎大くんち展を開催するに至りました」

10月に、出島メッセ長崎で開かれるイベントでは、出演する43の全踊町が参加して、それぞれの曳き物や担ぎ物それに傘鉾などを一堂に展示するほか、長崎検番の踊りも披露されるということです。

踊場では見られないような企画も検討されています。


長崎伝統芸能振興会 山下 寛一 踊町委員長:
「まだ決まりじゃないんですけど、4か町の龍踊を一堂に集めて展示する。見たことないし、逆に踊町の我々が楽しみたいと」

イベントは10月7日から10日まで4日間、開催され、振興会では西九州新幹線の開業とあわせて、長崎の魅力発信につなげたいとしています。