相続税などの算定基準となることしの路線価が発表され、長崎県内では長崎市の浜市アーケードが最も高い76万円でした。

路線価は主な道路に面する宅地1平方メートル当たりの評価額で、相続税や贈与税などを算定する際の基準となります。

長崎県内の平均路線価は、去年は新型コロナの影響で下落していたのに対し、ことしは0.5%上昇しました。



最も高かったのは長崎市浜町の浜市アーケードの76万円で、3年連続の横ばいとなっています。

調査を行った不動産鑑定士によりますとアーケードの客足が回復してきており、商業地としての安定した需要がある一方で、空き店舗の増加や長崎駅周辺の開発に伴う不安定さもあるとしています。

このほか、長崎県内の各税務署の最高路線価は佐世保市の四ヵ町通りで48万円、諫早市のほんまち通りが5万9千円などとなりました。