長崎市のお茶の山口園などが、およそ29億円の負債を抱え、裁判所から破産手続きの開始決定を受けていたことが分かりました。


破産手続きを開始したのは、長崎市で1962年に創業したお茶の山口園と関係会社の山口園商事です。
帝国データバンクによりますと、お茶の山口園はお茶の販売や卸売りなどで長崎県内を中心にピーク時にはおよそ60店舗を展開し、2002年には25億円余りを売り上げていました。


しかし安価なペットボトル商品の普及や、コロナ禍の休業で業績が悪化。2019年からは3期連続で赤字を計上し、債務超過となっていました。

負債総額はお茶の山口園と山口園商事、合わせておよそ29億1000万円にのぼっていて、今月10日、長崎地裁に破産手続き開始を申し立て、17日に決定を受けたということです。

お茶の山口園はすでに全店舗を閉鎖したということです。