毎年8月15日、長崎ではお盆にあの世から帰ってきた先祖の御霊(精霊=しょうろう)を送り返すため、供物をわらや木で作った船に乗せて 川や海に流す行事が行われます。

「精霊(しょうろう)流し」と呼ばれ、船は屋形船のように巨大化し、大きいものでは全長10メートル近く、3つの船が連なるものもあります。
近年は、それぞれの家族や企業などが工夫を凝らし、故人にちなむ形の船や 飾りつけをしています。

江戸時代、中国の影響を受けたともいわれ、花火や爆竹が激しく鳴り響くなか、鉦の音に合わせて「どーい、どーい」と声を掛けながら、故人の御霊を賑やかに、盛大に西方浄土(さいほうじょうど)送るのが長崎流です。

15日夕方から行われた精霊流し。
長崎県警によりますと、届出が必要な長さ2メートル以上の精霊船は県内合わせて717隻。
昔は海に流すこともありましたが、今は港近くの流し場まで船を運び、故人を偲びます。

今年は新型コロナの行動規制も大きく緩和され、沿道には多くの見物客の姿が見られました。








