長崎地方気象台は10日午前5時31分、「大雨と落雷及び突風に関する気象情報」を発表しました。

九州北部地方では、線状降水帯による猛烈な雨が続いています。
長崎県では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

梅雨前線は対馬海峡付近に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが続いているため、大気の状態が非常に不安定となっています。
九州北部地方では、線状降水帯が発生し、災害の危険度が非常に高まっています。

長崎県では、10日昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。
雨雲が現在の予想以上に発達した場合や、これまでの雨により地盤が緩んでいる所で降り続いた場合は、大雨警報を発表する可能性があります。
また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

雨の実況

降り始め(7日6時)から10日5時までの降水量(アメダスによる速報値)
松浦 217.5ミリ
平戸 190.0ミリ
壱岐市芦辺 122.0ミリ
対馬市鰐浦 115.5ミリ
壱岐空港 112.0ミリ

雨の予想

10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部…60ミリ
北部…60ミリ
壱岐・対馬…20ミリ
五島…30ミリ

10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部…120ミリ
北部…120ミリ
壱岐・対馬…40ミリ
五島…60ミリ

防災事項

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。