長崎県川棚町に計画されている石木ダムに反対する市民団体が6日、ダムの必要性などについて、大石長崎県知事と話合いの場を設けるよう、県に要請しました。

県庁を訪れたのは、石木ダム建設予定地の土地の一部を共有している地権者らです。

共有地権者らは、51年前に県と地元の3つの地区の代表が交わした覚書にのっとり、収用地内での工事は同意を得てから行うことや、大石知事と共有地権者の話合いの場を設けるよう要請しました。

共有地権者:
「(県はダムの)必要性についての議論はしないと。じゃあ何の議論をするのというと、生活再建の話をすると。そう言い始めているようですよね。そもそもそこがおかしな話なんです」

要請に対し県は、知事に伝えるとの回答にとどまりました。