2021年、国内での初確認が発表された 長崎県の五島列島だけに自生する植物「オオヒメキセワタ」が可憐な花を咲かせています。

『オオヒメキセワタ』はシソ科の多年草で、2010年に長崎大学の 中西 弘樹 名誉教授によって五島市内で発見されました。


台湾や中国南部に自生する大陸系の植物で、日本での確認は初めてです。
鹿児島県より南に分布する『ヒメキセワタ』に似ていることから『オオヒメキセワタ』と命名され、2021年、国内新産種として発表されました。

長崎県生物学会会員 米 文博さん(75):
「そりゃあもう嬉しいですよね。これを大事にしていかないとですね。今後も」

今が見頃のオオヒメキセワタ──
大陸とのつながりを教えてくれる可憐な花です。