ロシアによるウクライナ侵攻はウクライナ人たちの生活を破壊し、核をめぐる軍事的緊張をも生み出しています。
私たちの暮らしにも影響を与えており、長崎市の消費者物価指数でも“物価上昇”という形で表れています。

去年1月からの月ごとの物価を比較すると、ウクライナ侵攻“前”の1月と“始まった”2月とでは、前月からの物価上昇がそれぞれ0.1と0.3パーセントだったのが、侵攻1か月後の3月から上昇幅が増え始めます。

その後は月ごとに広がり4月は2%、9月には3%。
24日に発表された2023年1月の上昇幅は“3.9%”にまで達しています。

物価は常に変動しており、ここ数年のデータと比較しても、この上昇幅は異例といえます。

値上りが顕著なものを、先月の費目ごとの数値でみると──
食料品が前の年の同じ月と比べて7.4パーセント。
光熱水道費は11.9パーセントと1割以上の上昇で、中でも電気代は13.7パーセント上昇しています。