長崎市の田上市長は14日、東京でG7各国の大使館を訪問し、ことし5月に開かれる広島サミットなどにあわせて各国首脳が被爆地を訪問するよう要請活動を展開します。

駐日EU全権特命大使らが長崎訪問した際の田上富久長崎市長【2023年2月3日】

長崎市によりますと、田上富久長崎市長は14日、広島市長と連携して東京にあるアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダのG7各国大使館とEU代表部を訪問。

ことし5月に行われる広島サミットやその前後に、日本各地で開かれる関係閣僚会合にあわせ、各国首脳が被爆地を訪問するよう要請活動を展開します。

在日アメリカ大使館ではエマニュエル特命全権大使と面会。
カトリック信者でもあるバイデン米大統領の長崎訪問を改めて求める予定で、田上市長は要請の理由について──
「核大国であるアメリカの現職の大統領が核兵器を使ってはならないというメッセージを被爆地から発信することは大きな意味がある。
バイデン米大統領の訪問が、一般の訪問の増加にもつながる」としています。