かつて猫の殺処分数が全国ワーストだった長崎市で、動物の命について学ぶ子どもたちのための特別な見学会が開かれました。

2024年度以降は市の動物愛護管理センターによる「まちねこの不妊化」の取り組みなどにより殺処分ゼロが続いています。
今回、子どもたちに動物愛護への理解を深めてもらおうと、初めてバックヤードツアーが開かれました。
動物愛護管理センターの仕事を学ぶ
ツアーの対象となったのは、センターの近くに住む小中学生です。

20日は中学生2人が参加し、迷子になった犬や、けがをした猫などを保護して飼い主や新たな引き取り先を探すセンターの仕事について説明を受けました。

また、長崎市が定めている野良猫へのエサやりのルールについても学びました。

淵中学校1年の坂元佑哉さんは、「野良猫に餌をあげたら、子どもを産んで野良猫が多くなってしまうということを初めて知った」と話していました。
普段は入れない「処置室」も見学

ツアーでは、一般の人の立ち入りが制限されている「処置室」も見学しました。

センターでは、保護した動物の健康状態を確認し、感染症を防ぐためのワクチン接種などを行ったうえで、譲渡につなげています。

長崎市動物愛護管理センターの獣医師、横山竜太係長は、「譲渡まで健康状態をいかに保って、譲渡につなげるかというのがまずミッション」と説明しました。

子どもたちは聴診器を使って猫の心臓の音を聴く体験もしました。
「動物の命の大切さを改めて実感」

参加した淵中学校3年の久保花穏さんは、将来、動物に関わる仕事を希望していて、「動物の命の大切さを改めて実感したので、ちゃんと責任を持てるかどうかを考えていきたい」と話していました。

長崎市動物愛護管理センターでは、今回のツアーをきっかけに、今後は参加する子どもたちの対象を広げて実施することを検討しています。








