五島市福江島の海岸に世界的な絶滅危惧種の渡り鳥・クロツラヘラサギが飛来しているのが確認されました。
五島市の海岸で4月18日、クロツラヘラサギ2羽が確認されました。
東アジアに生息する体長70センチあまりのトキ科の野鳥で、黒いヘラのようなくちばしが特徴的です。
五島で確認されたのは、3年前に1羽が飛来して以来のことだそうです。
長崎県生物学会会員・米文博さん(74)
「ヘラで捕りよっですよ、ほら、すくうようにして。世界的な絶滅危惧種ですね。貴重な鳥なんですよ。」
つがいの可能性もあるとみられている2羽は、くちばしを左右に振りながら干潟の中のカニやゴカイをさかんに食べているということで今後、朝鮮半島にある繁殖地に向け、飛び立つとみられています。