心が折れたワッキーを救った、松葉杖20歳の青年

そんな時に病棟で出会ったのが、男子大学生のカイシュウさん。ワッキーさんと同じく、サッカーに打ち込んできた青年でした。

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ワッキーさん:
「カイシュウは足の付け根か何かにできた腫瘍の治療をしていました。まともに歩けないので松葉杖をついて、毎日廊下をこうやって歩いてリハビリしてて、『ワッキーさん、僕絶対ピッチに戻りますからね!』って言ってました」

「そのカイシュウの頑張ってる姿を見て、いやいやいや…俺はこんなんでめげちゃダメだぞと。20歳のカイシュウは彼女と遊びたいところを我慢して会えなくて、こうやってリハビリ頑張っている、よし!俺も頑張らなきゃっ!て、カイシュウに勇気をもらった形になって」

3回目の抗がん剤治療で、2回目よりもさらに長くつらい苦しみに襲われたというワッキーさん。それでも病棟でがんと闘っている患者やお笑い芸人仲間、サッカーで知り合ったプロの選手たち、そして病院の先生など、たくさんの人たちの支えや励ましを力に、壮絶な治療を乗り越え、無事に退院することになりました。

しかし、がんとの闘いは終わらなかったのです。

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