緊迫する中東情勢が私たちの暮らしにも影響を及ぼし始めています。石油由来の原料を多く扱うクリーニング店では、原油価格の高騰がコストの増加に直結し経営への影響が避けられなくなっています。

長崎県内に30店舗を構える「スワン・ドライ」の工場には、各地から一日およそ4千点の衣類が集まります。

この時期は冬物の衣替えニーズで閑散期の4倍の売上が見込まれますが、ほとんどの作業に石油由来の原料が欠かせないため、店側は原油価格の高騰に頭を抱えています。

スワン・ドライ原伸也専務執行役員「重油が25%今日から上がると。まずは電話で一報が来てて、まだ書類も来てない状況今からどれだけ上がって会社の経営にどれだけインパクトがあるか、まだ分からなくてとにかく心配してる」

コートやセーターなど水洗いができない衣類を扱うドライクリーニングでは石油由来の特殊な溶剤を使います。

「(溶剤も)20%から25%上がると言われてるので、今までそんな上がったことを経験ないんですね。どうしたものかと」

仕上げのための蒸気ボイラーには1か月に平均6千リットルの重油を使いますが、今日から1リットルあたり30円の値上げが決まりました。

また、ハンガーや衣類をカバーするビニールなど石油を使った製品も今後値上がりする可能性があります。

スワン・ドライ原伸也専務執行役員「今回(原油の価格が)すぐ上がったので、(行政には)なるべく早い支援を燃料のところだけでもいいんでお願いしたい。まだ3月、4月ぐらいまで値上げしないって頑張ろうと思ってますので、早め早めに衣替えをしていただいてクリーニング出していただきたい」

工場だけでなく集荷や配送のためのガソリン代も値上がりするなど、クリーニング業界は厳しい経営環境にさらされています。