九州農政局はことしの長崎県産米について、作柄は平年を上回る「良」となり、収穫量も前年を上回るとの見通しを発表しました。

九州農政局によりますと、10月25日時点の今年の県産米の予想収穫量は、主食用のコメが4万6500トンで、9月時点の予想から千700トン上方修正されました。去年の実績と比べると2千300トン、率にして5%多くなる見込みです。
また、作柄の良し悪しを示す「作況単収指数」も、前回の「103」から「107」に引き上げられ、平年の収量を7ポイント上回る「多い」水準が見込まれています。

実が熟す期間はおおむね天候に恵まれ、前回調査の時点よりもさらに実入りが進んだということです。九州農政局では「今後の天候によって収穫量は変動する可能性がある」としています。
なお、ことしから統計基準が変更されていて、今回の数値は生産者の実感に近い粒の小さな米を除いた新しい基準で算出されています。








