JRの列車内で懸垂をする迷惑行為をしたとして長崎県大村市選出の北村 貴寿 県議会議員が、14日、謝罪会見を開きました。
また、過去に飲酒運転をしていたことも明らかにしました。

SNSにアップされた男性が懸垂をしている動画。
JRの列車内で撮影されたものです。
赤と黒のチェックの上着にジーンズを履いている男性は、大村市選出の北村 貴寿 県議会議員(49)です。

(記者)「どうして懸垂をしたのか覚えていますか?」
(北村県議)「…本当になぜ私がそういう行動に至ったのか、大変お恥ずかしい話ですが、記憶が定かではございませんで」
北村県議は今月10日、高校の同窓会のため長崎県諫早市内の2店舗で飲酒をした後、午後10時頃、諫早駅からJR大村線の列車に乗り、大村駅までの帰宅中に懸垂をしたということです。

北村県議はこの日、生ビールなど3~4杯の酒を飲んだと話しました。
(記者)「懸垂をした記憶はありますか?」

(北村県議)「懸垂をした…言われてみれば、そういうことをやったのかもなという当時の記憶はですね…明確でないというか。ただ私も動画を見まして、自分の持っている服はわかりますので、明確にこれは自分だなと」

また、この動画とともにSNS上で拡散された『過去の飲酒運転』についても、自身のブログに「2002年頃まで飲酒運転をしていた」と綴っていた北村県議は“過去に酒を飲んで車を運転した事実”を認めました。
(※ブログは2022年12月14日現在 削除)

(記者)「過去に飲酒運転をしていたというツイートも拡散されているが、実際にしていた?」

(北村県議)「2002年頃に(飲酒運転が)厳罰化されていると思いますが、それ以前に、私が飲酒運転をやった記憶はあります。

1回ではないですね。ただ何回くらいかというと相当前の話になりますので。正確にお答えすることができない状況です。ただ複数回はやっていると思います」

2011年から2期、大村市議を務めた後、2019年に県議会議員に初当選した北村県議。“飲酒後の不適切な行為”が繰り返されていたことが明らかとなりました。
自身の進退については今後、検討するとしています。
こうした列車内で懸垂についてJR九州では「お客様の迷惑につながるような行為は控えてほしい」としています。