外壁塗装などの工事の訪問営業をしていた男が、契約の際、顧客にクーリングオフなどの説明をしていなかったなどとして、特定商取引法違反の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、長崎市塩浜町に住む塗装業の男(48)です。警察によりますと、男は、2024年11月から今年7月までの間、訪問営業で訪れた顧客と、外壁塗装などの工事契約をする際、クーリングオフについて故意に説明をせず、またそれらの内容を記載した書面を交付しなかった疑いがもたれています。

今年に入り、男と契約をした顧客ら3人から「金を払ったにもかかわらず、工事がすべて終わっていないのに、連絡が取れなくなった」などの相談を受けた警察が、関係者から聞き取りなどを行ったところ、男の容疑が明らかになったとして、警察は、男を特定商取引法違反の疑いで逮捕しました。

警察の調べに対し、男は「説明やクーリングオフ関係の書類は必要ないと思っていた」と容疑を否認しているということです。警察は、余罪も含め捜査をすすめています。