アメリカのトランプ大統領が国防総省に対し、核実験を直ちに開始するよう指示したと明らかにしました。被爆地・長崎からは怒りの声が上がっています。


トランプ大統領は30日、中国との首脳会談を前に「他国の核実験の計画を踏まえ私は国防総省に対し、我が国の核兵器についても同等の基準で実験を開始するよう指示した」と自らのSNSに書き込みました。
「やむを得ない選択だ」などとしたうえで、「このプロセスは直ちに開始される」と強調しています。

アメリカメディアによりますと、もし実際に核実験が行われれば1992年以来、33年ぶりだということで、大きな方針転換になりそうです。

長崎市・鈴木史朗市長「断じて容認できないものでございます。被爆の実相に対する正確な理解が欠如しているんじゃないかと、被爆地長崎、広島への訪問をまた強く呼びかけていきたいと思います」

被爆者の横山照子さんは「どうして核兵器反対の声が聞こえないのか、怒り心頭に発する。暴力の競争はやめてほしい」と話しています。








