全国の代表校が集まる全日本中学校バレーボール選手権の試合が18日から諫早市と大村市で始まり、長崎県勢も地元の声援を背に試合に臨みました。

中学バレーボール日本一を目指し、地方大会を勝ち抜いた強豪校が熱い戦いを繰り広げます。

18日は県内4つの会場でグループ戦が行われ、諫早市で行われた女子の試合には県勢2校が出場しました。

このうち諫早はこの大会17回連続出場を誇り、去年は準優勝を果たしています。初戦の相手は北海道代表・札幌大谷です。

勝って勢いに乗りたい諫早でしたが、立ち上がりは相手に主導権を握られ、第1セットを落とします。
後がなくなった諫早は第2セット。エース・松井選手のスパイクで先制します。しかし、相手の猛攻を止められず連続失点。3点差を追う苦しい展開に。
地元で意地を見せたい諫早はここから松井選手の連続得点で巻き返し逆転に成功すると。

迎えたセットポイントでも松井選手のスパイクが決まり、第2セットを奪います。

地元の応援にも熱が入った第3セット。諫早は第2セット終盤の勢いそのままに得点を重ねると。相手に一度もリードを許さずこのセットを制し、セットカウント2対1で決勝トーナメント進出を決めました。

諫早・エース松井環奈選手(2年)「3年生の声かけがすごく心に響いて3年生とか応援してくれているみんなのためにも頑張ろうと思って、2・3セット目で巻き返せて良かったです」

諫早・河野英果主将「今までたくさんの方々が支えてくださったので、その人たちのためにも優勝という恩返しができるように、どのチームよりも長くバレーができるように頑張りたいです」

大会は明日からグループ戦を勝ち抜いたチームによる決勝トーナメントが始まり、決勝戦は20日に行われる予定です。
長崎県勢のそのほかの結果です。

まずは女子のもう1校、聖和女子は初戦を落としたものの敗者復活戦で勝利し、
決勝トーナメント進出を決めました。

男子は、長崎南山と諫早ユナイテッドキングスが出場。両チームとも初戦で敗れたもの敗者復活戦を勝ち上がり、決勝トーナメント進出です。