本物の拳銃と同様の発射機能をもつ海外製のおもちゃの拳銃が長崎県内でも出回っており、警察が注意を呼びかけています。

長崎県警組織犯罪対策課によりますと、問題となっているおもちゃ拳銃は長崎県内ではこれまでに3丁が回収されていて、いずれも中国製でクレーンゲームの景品として入手したものだということです。

警察庁によりますと違法性のポイントは、
(1)銃身および弾倉が貫通している。
(2)弾倉または薬室に実包(実弾)の装填が可能である。
(3)撃針を有し、薬莢の雷管部分を打撃して弾丸を発射する撃発機構を有している。

以上の3点で、これらを満たす違法な製品が約1万6,000丁輸入されているとみられていて、これまでに少なくとも16種類が確認されているということです。

これらの製品はおもちゃと称していても「真正拳銃」に該当し、国内で所持したり販売したりする行為は犯罪になるということで、警察では所持している場合は今年12月末までに最寄りの警察署へ届け出るよう呼びかけています。