福岡市に本社を置くディスカウントストア「ミスターマックス」は7日から長崎店などで政府備蓄米の販売を開始すると発表しました。
ミスターマックスによりますと政府が管理する備蓄米を随意契約で調達し、7日から長崎市の長崎店など全国6店舗で販売を開始するということです。
販売されるのは各店500袋(1家族1点限り)、令和4年度産の5キログラムで価格は税込みで1944円となっています。その他の店舗でも今月10日以降、精米が完了し次第、順次販売するということです。
随意契約の備蓄米について、大手スーパーやコンビニなどで順次販売が始まっていて、県内でもどこで、いつから販売されるのか注目が集まっています。備蓄米の販売について関係者の受け止めを取材しました。
米の価格高騰を抑えるために始まった政府の備蓄米の放出。全国的に流通が始まっていますが、県内での販売はまだ少ないのが現状です。長崎市のこちらの米穀店でも、備蓄米の入荷のメドはたっていないといいます。

(野田商店 野田強さん)「お客さんからは『備蓄米はまだですか?まだですか?』ってしょっちゅうかかるとですけど、『入れば、持っていきますけんか』ってことでね。備蓄米っていうとは、国民の一人一人のために蓄えとくわけやから、出すならば、平等にある程度出さんといかんと私は思うんですけどね。そうじゃないですね。」

一方、田植えの時期を迎えている農家は備蓄米の販売について…
(谷川ファーム 谷川義忠さん)「消費者が喜ぶんで大賛成です。ないんだから、米が。しかし、備蓄米の放出による今後の価格の下がり具合を懸念しています。何もかんも高くなってるんで、本当は3500円っていう金額がどうか、5キロで3500円っていうのはどうかというとこなんですけど、それぐらいなら何とかやっていけるんじゃないかなと思ってます。」
(長男・谷川新太郎さん)「今までが、親父見てて、ずっと米を生産するけど、生産する第一次産業だけでは全然食べていけへん、苦労が多いなっていう風に思ってるんで、価格がもう少し上がってもらえたら米農家としては助かりますんで。」

備蓄米について政府は、酒造用にも放出することを検討しています。対馬市のこちらの酒蔵では、米の高騰で、去年、初めて古米を取り入れ酒造りを行いましたが、さらに古い備蓄米の使用が品質や酒造りにどう影響するか読めないと言います。

(白嶽酒造 杜氏 伊藤真太郎 専務)「足りなくて造れないっていうのが一番最悪なパターンなので、安く購入できるのであれば、価格の面では助かるのかな。ただ、それがクォリティにどう直結するかっていうのが。(精米で)25%は、外側、間違いなく削ることになると思います。そうなった時に、そこまで精白に耐えられるのか。割れたらもう日本酒用としては使えなかったりするので。」
備蓄米が県内で広く流通するのはいつになるのか?米の品質や価格はどうなるのか、注目されます。