気象庁の予報では、ことしも暑い夏が予想されています。エアコンをつけていてもなお暑いと感じる場合、「温度を1℃下げる」か「風量を『強』にする」か、どちらが消費電力が少ないかご存知ですか?

ー答えは「風量を『強』にする」です。
風を強めるファンの消費電力は、温度を下げる時に使う圧縮機の運転で消費する電力と比べると《ごくわずか》で、消費電力は1℃下げるよりもおよそ半分で済むとされています。

室温を下げる代わりに風を強くすることで体感温度が下がり、涼しく感じることができます。

さらに《エアコンの風向設定》について、「斜め下」と「水平」どちらが節電になるか?

ー答えは「水平」です。

風向設定が「斜め下」だと冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまります。エアコン内部にある《温度感知センサー》が暖かい空気を部屋全体の温度ととらえてしまい余分に活動してしまう可能性があります。

「水平」に設定すると空気が徐々に冷やされ、余計な電力を抑えながら部屋全体を涼しくすることができます。

さらに日中11時間つけっぱなしにする場合「弱」と「自動」、どちらが節電になるか?

ー答えは「自動」です。

「弱」の方が、熱交換器を通過する《空気の量》が減り、部屋を涼しくするのに時間がかかるため余計に電力を使うことになります。「自動」の方が消費電力約3割少ない、ということです。

ダイキンによると、調査結果はあくまでもひとつの目安で、住環境や気温などによって結果は変わるとしています。とはいえ、電気代節約の参考にしてみてください。