6日、壱岐沖で起きた医療用ヘリコプターの事故で、9日朝、機体の引き揚げ作業が始まりました。一方、海上保安庁はヘリの運航会社に家宅捜索に入りました。

この事故は4月6日、対馬市から福岡市の病院に向かっていた6人乗りのヘリコプターが壱岐沖で転覆し、患者の女性と付き添いの男性、男性医師の3人が死亡したものです。

海上では、9日朝から、転覆した機体の引き揚げ作業が始まり、午前11時ごろ、機体がクレーンで吊り上げられ、台船に載せられました。

また、海上保安庁は9日朝、業務上過失致死傷などの疑いで、ヘリを運航していた佐賀市の「エス・ジー・シー佐賀航空」に家宅捜索に入りました。

海上保安庁は資料を押収するなどして調べを進める予定です。