長崎とゆかりの深いシーボルトと娘イネの生涯が新たな本になります。オランダ在住のベストセラー作家が長崎市を訪れ、現在執筆中の新作の主人公となる2人の歩みを取材しました。

長崎市を訪れているのはアニエット・ファンデルゼイルさんです。アニエットさんはオランダ在住のノンフィクション作家で、2004年に出版した作品は発行部数100万部を超えるなど人気のベストセラー作家です。

アニエットさんが現在執筆しているのは出島にオランダ商館医として赴任したシーボルトとその娘である楠本イネの2人を主人公にした伝記です。
ノンフィクション作家 アニエット・ファンデルゼイルさん:
「シーボルトはオランダでは決して有名ではないんです。日本とは全然違って知っている人も少ないんですけれどもとても面白い人だと思うので、本でシーボルトとイネを語ることで広くオランダの人に知ってもらいたい」

執筆にあたって2人に対する理解を深めようと今月15日に来日したアニエットさん。19日はシーボルトが滞在していた頃の出島が描かれた史料を読み解きました。

長崎史談会 原田博二会長:
「1827年の5月6日におイネが生まれるんですよ。(この絵は)首が座っているから7月か8月ぐらい」
ノンフィクション作家 アニエット・ファンデルゼイルさん:
「自分の書く作品の主人公と一緒に生きているような気持ちになりますけれど、史料を見ることによってますます主人公を身近に感じられるようになりました」

長崎のまちを歩き歴史や文化、そしてシーボルトの足跡を肌で感じたアニエットさん。本は15章のうち9章まで書き進められていて、ことし9月に完成する予定です。








