長崎県小浜温泉の老舗旅館「小浜春陽館」が、先月21日、破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。負債額は約2億円だということです。

信用調査会社・帝国データバンク長崎支店によりますと、2024年1月29日に事業を停止していた雲仙市小浜町の旅館「小浜春陽館」が、3月21日、長崎地裁島原支部から破産手続き開始決定を受けたということです。

「小浜春陽館」は1937年(昭和12年)創業の「春陽館」の事業を承継する形で2005年(平成17年)12月に設立されました。小浜温泉の老舗旅館として知られ、歴史ある門構えの本館のほか、別館や宴会場も備えていました。

しかし、周辺には競合となる旅館も多く、旅行形態の変化で団体客の利用が徐々に縮小。コロナ禍でさらに稼働が低下していたということです。アフターコロナでも団体利用客の回復には至らず、建物の老朽化による修繕費負担も嵩む中、これ以上の事業継続は困難と判断して、2024年1月29日に事業を停止していました。

負債は債権者38名に対し約2億円だということです。