長崎県内では投資や副業での利益獲得をかたったニセ電話詐欺被害が相次いで発生していて、警察が注意を呼びかけています。
長崎県警によりますと、去年9月頃から投資や副業をかたり、金をだまし取るニセ電話詐欺が増加しているということです。
投資関連の詐欺の手口
SNSの広告で投資者を募りLINEでやりとりをしたあと『専用のアプリ』をインストールさせる。はじめは少額を出資させて利益が出たように見せかけて信用させたうえで、追加の投資を勧め、数十万~数千万円の出資をさせた時点で報酬の受け取り依頼に応じなくなり、連絡も取れなくなる。
副業関連の詐欺の手口
『SNSの評価』をするなどの簡単な仕事を紹介。少額の報酬を与えて信用させたあと、さらに副業を紹介し、報酬を得るために必要な高額な費用を要求。数十万~数千万円の出資をさせた時点で報酬の受け取り依頼に応じなくなり、連絡も取れなくなる。
被害件数(長崎)
長崎県内では去年9月からことし1月末までに投資関連で17件(被害総額:約1億1,924万円)副業関連で16件(被害総額:約2,051万円)の被害が確認されているということです。
※被害件数・総額は暫定値
被害者のうち『副業関連』では20代が最も多く、幅広い年代で被害が確認されています。
県警は社会的に投資への関心が高まっていることが被害増加の背景にあると見ていて、SNSや電話で金の話をされたら詐欺を疑うよう呼びかけています。