対馬市厳原町で、亀の甲羅を焼き"ひびの入り方”で吉凶を占う「亀卜神事」が4年ぶりに行われました。

亀卜神事は、対馬市厳原町・豆酘地区の雷神社に伝わる旧暦の正月行事で、2月12日にコロナ禍をへて4年ぶりに行われました。

亀卜神事が国内で伝承されているのは豆酘地区だけで、地区の岩佐家が代々、占いを行う「卜者(ぼくしゃ)」を務めています。


病気療養中だった69代目の岩佐教治さんが亡くなり、甥の土脇博隆さんが70代目として火鉢であぶった桜の木をアオウミガメの甲羅に押し当て、ひびの入り方から今年の豆酘地区を占いました。


70代目「卜者」の土脇さんによると「ことしの豆酘地区は上々」という結果が出たということで土脇さんは「コロナなどを乗り越えまた神事ができてとても嬉しい」と話していました。