
これまでの推薦入試にあたる『前期選抜』と一般入試にあたる『後期選抜』に分かれている現在の長崎県の公立高校の入試制度が来年度、4年ぶりに変わり、
・募集定員の15%以内の『特別選抜』
・5教科の基礎学力検査が課される『一般選抜』
・不合格となった場合の『チャレンジ選抜』の3種類となります。

15日、長崎市の中学校では新しい制度で試験を受ける中学2年生を対象とした特別授業が開かれました。

個別指導Axis長崎県庁坂校 佐々木大 代表:
「生きる力をどれだけスコア化できるかということなんですね。(物事を)どんな風に考えてくれているのかなということを数値化しようというのが新しい公立高校の入試制度改革なので」

特別授業は新しい入試制度を知り今後の学習に活かしてほしいと長崎市の桜馬場中学校の2年生を対象に行われました。

新しい学力検査では、単なる知識を問うものだけではなく、社会問題などをふまえた『探究的な学びの要素』を取り入れた問題が全体の2割を占めるようになるため、対策として普段から社会で起こっている出来事について考えるクセをつけておくことなどを学びました。

2年生:
「自分で書いたりする問題が増えると思うから、普段から文章を書く練習とか、国語力を付けたいなと思いました」

「とにかく勉強して自分が行きたい高校に行けたらなと思います」

県教育委員会では新しい入試制度について、長崎で活躍する人材の育成を目標に、多様な学びにつながるものにしたいとしています。