宮崎県で課題となっている人工中絶についてです。
県内の人工中絶率が全国平均より高い傾向が続いている中、県は、中絶した女性と出産を予定している女性を対象にした調査を実施し、人工中絶の背景などをまとめました。
どうしたら望まない妊娠を防ぐことができるのでしょうか。
県によりますと、宮崎県の人工中絶率は2024年度は7.1と全国平均の5.5を上回り、東京、大阪に次いで全国ワースト3位でした。
また、年齢別に見ると、若い世代だけではなく、30代・40代の中絶率も高くなっています。
こうした中、県は中絶した女性と出産を予定している女性を対象にした調査を実施。
この結果、妊娠を継続できなかった理由は、「経済的な理由」が42.1%と最も高く、次いで「望んだ妊娠ではなかった」、「生み育てる自信がなかった」となりました。
また、避妊について、人工中絶した人のうち、「いつもしていた」は24.8%と低く、7割以上が「ときどきしていた」「しなかった」と回答。
避妊をしなかった理由は、「妊娠しないと思うから」が39%で最も高く、年齢が高いほど回答する割合が高くなりました。
また、「相手が協力してくれない」という回答もおよそ2割ありました。
こうした結果を受けて、県産婦人科医会の川越靖之会長は、学校での性教育の充実が必要とした上で、性や妊娠に関する正しい知識を身につけ健康管理を促す「プレコンセプションケア」の推進を訴えます。
(宮崎県産婦人科医会 川越靖之会長)
「中絶を選ばれると、そのあと、また妊娠したいという時にも影響することもありますので、そういう妊娠を本当に望まない方が、きちんと避妊できるような環境を整えていくのが必要だと思います」
県はこの調査結果をホームページで公表しています。







