宮崎県延岡市の職員が県に提出する市議会の議決証明書を偽造していた問題について、市はこの職員による偽造が新たに9件判明したと明らかにしました。

この問題は、延岡市の30代の職員が、2021年度の辺地総合整備計画を巡り、県との事前協議が完了したように装い、市議会の議決証明書の日付や印影などを偽造し、県へ提出していたものです。

(延岡市 読谷山洋司市長)
「まことに申し訳ありませんでした」

27日、延岡市の読谷山市長は会見を開き、過去5年分の計画について調査をした結果、この職員による議決証明書の偽造が新たに9件判明したと発表しました。

これで偽造は10件となり、このうち3件については、県を通して総務省に提出した計画と食い違いがあるため、市は6月議会に改めて計画を提案し、このほかの偽造があった計画についても市議会に経緯を説明する方針です。

また、今回の問題では市長公印の不正使用や文書が保存されていないなど、不適切な処理が確認されているということです。

(延岡市 読谷山洋司市長)
「現在、内部統制の仕組みを鋭意構築中ですので、それを構築することによって、このような問題を根絶するということにもっていかなければならないと思っております」

市はこの職員の懲戒処分について手続きを進めていて、今後は、議決証明書について複数の課で確認するなど再発防止対策を徹底したいとしています。