「非自民勢力」を束ね県政界に大きな存在感を放った元県議会議員の宇野邦夫さんが6日、誤嚥性肺炎のため金沢市内の病院で亡くなりました。81歳でした。

宇野邦夫さんは、奥田敬和元運輸大臣の秘書を経て金沢市議を2期、県議会議員を8期務めました。

6回目の当選を果たす宇野邦夫氏(2007年) 

中西陽一知事の死去に伴い行われた1994年の知事選では、副知事だった谷本正憲さんを担ぎ初当選に導いた立役者の一人でした。

宇野氏は谷本正憲氏を担ぎ初当選に導く(1994年・右から1番目)

谷本県政の「生みの親」として存在感を高め「非自民・非共産」勢力で発足させた県議会会派「新進石川」は、県政の中核をなしました。



2015年4月の県議選で運動員らによる選挙違反事件の責任を取り辞職しましたが、数々の選挙戦で勝負強さを発揮しました。