2023年5月5日、石川県珠洲市を襲った最大震度6強の地震による甚大な被害は、今もなお住民の生活と心に重くのしかかっています。住民の心のよりどころとなってきた市内の寺でも日常を取り戻そうと、懸命の日々が続いた半年間でした。
兵藤アナ「珠洲の地震から半年、こちらにあった住宅は取り壊されています。もとの姿に戻るにはまだ時間がかかりそうです」
生活再建へ、至るところで復旧工事が行われている珠洲市。
私は、震度6強の翌日に取材した正院町の寺を訪ねました。
兵藤アナ「今まさに本堂の工事が進められているところですね。ブルーシートが覆われていたり」
本住寺 大句哲正住職「7月の終わりから始めて、目途として12月の中頃に終わる予定」
仏具はちぎれ… 鐘は崩落…。日常が崩壊した1日
珠洲市正院町の本住寺。
境内にある鐘つき堂が倒壊し、本堂の中も甚大な被害を受けました。
兵藤アナ「うわ、仏具がちぎれてしまっています」
大句住職「ちょっと気力を…気力を失うような感じだった」
一時は言葉を失った大句住職を救ったのは、全国に広がった支援の輪でした。
大句哲正住職「一番最初の人は千葉県の人でした。報道を見て電話がかかってきた。寄付したいからとそういうのがお盆まで続いた。100人は超えた。本当に勇気づけられる気持ちだった。地域の方々もみんな被災されて困っているが、前を向いてやっていこうという気になった」
一方、大規模な耐震工事に加え、仏具や鐘つき堂にかかる修復費用は合わせて4000万円以上。寄付だけではまかなうことができないため、大句さんはインターネットで広く資金を募るクラウドファンディングを始めることにしました。
大句住職「なんとか鐘つき堂の修復にこぎつけたい。地域の人のためにもここは本当に高齢の方のよりどころでもあるのでなんとか復旧復興したいという気持ちを強く持っている」
日常が失われたあの日から半年。
住民たちは不安と戦いながらも一歩一歩復興への道のりを進んでいます。











