来年春の北陸新幹線の県内全線開業まで残り半年を切りました。小松市ではまちの新たなにぎわい創出と情報の発信拠点として小松駅に整備を進めてきた観光交流センター「Komatsu九」が、18日グランドオープンしました。

小松駅の高架下にある小松市観光交流センター「Komatsu九」のギャラリー&イベントエリアには、駅近くの八日市地方遺跡で出土し、福井県から新潟県にかけて広まったとされる小松式土器が展示されています。

来年3月16日の北陸新幹線県内全線開業まであと180日。この「Komatsu九」は、新幹線開業へまちの新たなにぎわい創出と情報の発信拠点として、小松市がおよそ10億円をかけて整備を進めてきました。

18日は午前10時からオープニングセレモニーが開かれました。セレモニーには馳知事や宮橋勝栄市長ら関係者およそ40人が出席し、地元の大獅子や鏡開きで、オープンを祝いました。

小松市 宮橋勝栄市長
「これまでにない小松の新しい形が凝縮された施設になったのではないかと思っている。さまざまな出会いがこの場所で生まれて、そして交流が生まれていく。そんな拠点としていきたい」

6月には飲食店などのフードエリアが先行オープンしていて、今回のグランドオープンですべての施設が利用できるようになった「Komatsu九」。北陸新幹線開業で東京から3時間以内で結ばれ、地元では新たなビジネスや交流人口の拡大に期待を寄せています。