角界での活躍が期待される石川県津幡町出身の中村泰輝選手が6日、母校で大相撲・二所ノ関部屋への入門会見に臨みました。

中村選手は故郷を離れ、新潟県糸魚川市の海洋高校で技に磨きをかけ、日本体育大学に進学。在学中はおととしと去年の全日本相撲選手権を制し、2年連続でアマチュア横綱に輝きました。

元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方から付けられたしこ名は、193センチ・175キロの大きな体格にちなみ、大正時代から昭和初期にかけて活躍し「相撲の神様」と呼ばれた元大関と同じ「大の里」です。

会見で二所ノ関親方は「身長も体重ももうかなりのものがある。相撲内容も突き押し主体で馬力がものすごくある力士」と評しました。

また記者団から今後の目標を問われた中村泰輝選手は「具体的な目標は別に言うものじゃない。自分の心の中に秘めている。本当に今言える範囲では、1日でも早く関取になって恩返ししたい」と語りました。

中村選手は5月の夏場所での初土俵を予定していて、全勝すれば一場所で十両昇進が可能とされる幕下10枚目格からスタートします。