日本がアメリカを破り、3大会ぶりの世界一となったWBC。
21日の準決勝で侍ジャパンの四番を任された、吉田正尚(29・レッドソックス)はメキシコ戦で同点3ランをはじめ、3安打と活躍しました。
吉田選手の出身地、福井県・福井市内でもパブリックビューイングが行われ、21日の準決勝は約400人が声援を送りました。
メキシコ戦での同点3ランに「涙でそうや。すごいの打ったわ!やっぱりチャンスに強い」。興奮気味にこう語ったのは吉田選手の少年野球時代の恩師「麻生津ヤンキース」(福井市)の小谷誠二(67)さんです。

小谷さんは準決勝終了後、吉田選手に無料通信アプリ「LINE」を通して、会場の応援画像を添えて、
小谷さん
「やったぜホームラン」「明日もがんばってくれ」とメッセージをおくりました。すると吉田選手から返信が。
吉田選手
「ありがとうございます」
笑顔の絵文字入りでした。

迎えた22日の決勝。
試合前の日本時間午前4時半頃にメッセージを送りました。
小谷さん
「今日も大活躍期待しています」
吉田選手
「頑張ります」と即レス。

平日で学校があるため、少年野球チームのメンバーは、決勝のパブリックビューイングには参加できまんでしたが、会場には約400人のファンが。小谷さんは最前列で声援を送りました。

決勝ではアメリカの守備シフトもあり、吉田選手は無安打に終わりましたが、日本は宿敵アメリカを破り、14年ぶりの世界一に輝きました。
大会ベストナインにも選ばれた吉田正尚選手は大会新記録となる13打点をマークし、打率4割超えの大活躍。
試合直後はふるさとの会場から「MVP候補!」との声もあがっていました。
優勝決定直後、興奮覚めやらぬ中、小谷さんはメッセージをおくりました。
小谷さん
「やったぜ世界一おめでとう」

ふるさとの声援をしっかり受け止めてくれた吉田選手、今後も新天地メジャーでの活躍に期待が高まります。