日本銀行金沢支店は北陸3県の景気について、「持ち直している」として、前回、2022年10月から判断を引き上げました。
日本銀行金沢支店が1月12日に発表した地域経済報告によりますと、北陸の景気についての1月での全体判断を「持ち直している」とし、前回10月から引き上げました。
項目別では、「個人消費」は百貨店やスーパーの売上高や、全国旅行支援の効果でホテル・旅館の宿泊者数が増加していることを受けて「持ち直している」としています。
また「設備投資」についても需要に対応するための生産能力の増強や、脱炭素をはじめとした環境への対応などで新規の投資に踏み切る動きもみられるとして「増加している」としています。一方で、住宅価格の高騰で「住宅投資」は「弱めの動きがみられている」北陸新幹線敦賀延伸に関連する工事が落ち着いたことで、「公共投資」は「弱めの動きとなっている」としています。