「『トキに憑かれた男』とかね『トキに命を捧げた男』とかね、まあいろんな言い分があるけど、『恋して』というのが一番、分かりやすいかも分からんわね」
そう言って朗らかに笑うのは、101歳を迎えた村本義雄さんです。
国の特別天然記念物、トキの保護活動に半世紀以上にわたって携わってきた第一人者。その人生は、まさに「トキに恋した人生」です。

大正時代の1925年、石川県羽咋市に生まれた村本さん。子どもの頃は、能登の空を自由に飛び回るトキの美しい姿を毎日見て育ちました。
「トキと一緒に育った人間ですから、トキのことを忘れたことない」と語ります。











