金沢市で岩をくり抜いて作られた地下水路が崩れ、県道が陥没した問題を受け、石川県が管理する道路を緊急点検した結果、金沢市で5か所、珠洲市で1か所、同じような構造の道路が確認されました。

陥没した県道=金沢市二俣町、4月11日

石川県は11日に発生した金沢市二俣町の陥没事故を受け、管理する道路のうち、岩をくりぬいたまま補強していない「素掘り」の地下水路があると疑われる888か所で現地調査を行いました。

その結果、金沢市では加賀朝日町、不動寺町、車町、夕日寺町、小二又町の県道や国道あわせて5か所、珠洲市では宝立町大町泥木の県道1か所で、素掘りの地下水路があることが分かりました。

珠洲市で確認された地下水路1か所

職員が水路に入り、ひびや亀裂を確認したりハンマーで叩くなどして点検したところ、金沢市小二又町の県道清水小坂線では岩肌がもろくなっていることが確認されたということです。

通行止めとなった県道清水小坂線=金沢市小二又町、28日

このため、県はおとといからおよそ50メートルにわたって通行止めとし、水路を補強する工法について検討しています。

水路の中に入って点検する職員(石川県提供)

山野知事は30日の会見で「どんな形で補強工事をしていくのがより安全が確認できるかということを、専門家に聞きながら確認でき次第しっかり取り組んでいく、そのことに尽きる」と述べました。

金沢市小二又町以外の5か所については、ただちに道路が崩壊する状況ではないことを確認したということです。県は今後、すべての地点に監視カメラを設置して状況を把握するほか、看板を立てるなどして住民に注意を促すとしています。