本州初のトキの放鳥が5月31日に石川県羽咋市で行われるのを前に、新潟県佐渡市では野生復帰に向けた訓練が順調に進んでいます。

新潟県の佐渡トキ保護センターでは、1歳から13歳までのトキ20羽が3月上旬から野生復帰に向けた訓練を行っています。このうち1羽は、飛行中にバランスを崩すなど、ふだんと異なる行動が見られたため、放鳥の対象から外れましたが、残る19羽は順調に訓練が進んでいます。

訓練では人や車をトキに接近させたり、ケージの中で草刈り作業を行ったりして放鳥後に想定される野生の環境に慣れさせてきました。

28日にはケージの中にある池で職員8人が田植え作業を行い、その際の様子について担当者は「トキは最初ソワソワしていたが、田植え中も離れた位置の木に止まり、羽繕いをするなど、落ち着いた様子だった」と話していました。

トキは5月30日に佐渡市を出発し、31日に羽咋市で放鳥される予定で、石川県は放鳥の見学を5月8日まで専用のウェブフォームで受け付けています。