「弱層」を観察して雪崩のリスクを予測 冬山で滑り始める前に重要な雪質の調査
巻き込まれると命に危険が及ぶ雪崩。全国的には2020年までの30年間で179件の雪崩死亡事故が発生しました(「雪崩事故事例集 190」山と溪谷社)。また、1月25日には長野県で雪崩に巻き込まれ、ロシア国籍の男性が死亡しています。
このような雪崩事故に巻き込まれないために重要なのが雪質を観察することです。雪崩が起きやすい雪質とはどのようなものなのでしょうか。

講習会では雪崩が起きやすい雪質を理解するために山の斜面で調査を行いました。初めにスコップなどで両辺がおよそ30センチになるように雪を掘り出します。

次に、力の加減を変えながらこの雪を上からスコップで押していき、「弱層」と呼ばれる崩れやすい層を見つけていきます。

一度スコップで軽く押した雪の層をよく見ると、亀裂が入っているのが分かります。

この亀裂が入った部分が「弱層」です。新雪が積もっていく途中に降ったあられの層が「弱層」になった可能性があるということです。
北陸地方雪崩講習会 森田和人さん「何箇所か壊れたと思うんですけど、20センチのところ、さらに40センチ、60センチ。多分3日くらい降ってるやつがきょうの新雪、昨日の新雪、その前の新雪という形になっています。滑りやすい雪というか崩れやすい雪になっていると思います。雪崩は起こりにくいと思います。滑らないので」












