世界的な覆面アーティスト、バンクシーやダミアン・ハーストなど、現代アートの作家から日本画壇を代表する作家の作品などを幅広く集めた展示販売会が、金沢市内のデパートで開かれています。

アートフェスタ2025では、現代アート作品から日本を代表する作家の日本画・洋画など、およそ300点が展示販売されています。

社会情勢や戦争、貧困問題などに焦点を当て、強いメッセージ性を持つことで知られる覆面アーティスト・バンクシー。

「Donut」は移動販売車の上に載せられたドーナツが、警察官の警護によって運ばれていく様子が描かれ、大量消費文化を批判しています。また、イギリスの人気現代アート作家ダミアン・ハーストは、モーターでキャンバスを回転させ、そこに絵の具を注ぎ込み遠心力を利用して作品を制作しています。

このほか小倉遊亀や熊谷守一など日本画壇を代表する作家、棟方志功など地元ゆかりの作家の作品、また、エミール・ガレのアンティーク作品まで世代を超えて幅広く紹介されています。

「エムザアートフェスタ2025」は金沢エムザ8階催事場で6月16日まで開かれています。