タイムリーの西川投手 マウンドでは大阪桐蔭打線を92球で完封

西川は、マウンドでも大阪桐蔭打線を0点に封じます。最終回、異様な雰囲気に包まれる中投じた92球目で、ダブルプレーに打ち取ります。

優勝候補・大阪桐蔭を相手に完封勝利。

前日の練習では、「最高の相手に最高の投球をしたい」と意気込みを見せていた西川ですが、まさに有言実行で完璧なピッチングを甲子園のマウンドで披露しました。

西川大智投手の母・正子さん「めっちゃかっこいいです。もうおめでとうだけです」

小松大谷・西川大智投手「まだ実感は湧かないけど『やってしまった』という気持ち。(きょうのピッチングは?)85点」

小松大谷・東野達主将(捕手)「要求通りの投球を西川がしてくれたので本当によかった。」

劇的な勝利に地元・小松市民も喝采です。

小松市民「めっちゃうれしい、信じられない。大阪桐蔭が負けるのは珍しい。すごい戦いだった」「選手は全然緊張していなくて、笑顔も見えて大変良かった」
小松大谷の生徒「(勝つと思っていた?)信じていた。最後のゲッツーのプレーとか心揺さぶられた」

3年前甲子園出場のOB「後輩の活躍みてボランティアにも力入る」

2021年甲子園に出場した際、3塁コーチ・伝令として活躍した野球部OBの多造汰一さん(21)は14日、石川県穴水町曽良の寺院でボランティア活動をしていました。さらなる勝ち上がりを期待し母校にエールを送ります。

多造汰一さん
「率直にうれしいし感動。正直大阪桐蔭が有利かと思ったが期待していた。応援に行きたい葛藤もあったが、地域に貢献したいとの思いもありメリハリをつけてこっちに来た。移動中も試合が気になって結果ばかり見ていた。後輩たちの活躍を見てボランティアで貢献したい気持ちになった」

小松大谷は17日・土曜日の第1試合で、奈良の智弁学園とベスト8進出をかけて戦います。