能登半島地震の被災者は、石川県の金沢や加賀地区での2次避難を終えて、徐々に地元に戻っています。

被災地では仮設住宅の建設や入居が進む中ですが、被災者の中には倒壊などのリスクがあっても自宅で生活するほかない住民もいます。市や町で異なる課題も浮き彫りになっています。

中堂律子さん「(市に)すぐに返事くださいって言われて、断ったら次どこに入れるかわからないから(珠洲に)帰ろうって」

珠洲市蛸島町の仮設住宅に住む中堂律子さんは、2DKの間取りの部屋に夫と2人で住んでいます。

もともと長男夫妻と孫らあわせて7人で暮らしていましたが、1月の地震で自宅は全壊し、今は仮設住宅で3戸に分かれてそれぞれ生活しています。

中堂律子さん「続きでとれたから、隣ならいいなって。よかったです、孫も遊びに来るから」(Q ここに4人は?)「とてもじゃないですけど無理」